エアコンのお手入れ・キレイを保つコツ
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エアコンの汚れの解説と、お手入れや対策
エアコンはなぜ汚れるのか

カビ・油汚れ・ホコリなど多種多様
エアコンはなぜ汚れるのでしょうか?エアコンの汚れと一言にいってもその中身は多種多様です。特に多く、また有名な汚れとしては『カビ汚れ』となります。その他には『油汚れ』『ホコリ』『ヤニ汚れ』『ペットによる汚れ』など様々です。『油汚れ』などは吸い込んでるんだな、と何となくイメージがつきますよね。では『カビ汚れ』はなぜ発生するのか?一番の原因は『冷房・除湿運転で発生する結露』です。原因が分かれば、あとは1つ1つ対策していく事が出来ます。
結露した水はどうなっているの?
冷房や除湿を使うとエアコンの中に結露が発生します。これは冷媒ガスが低温になって流れている所に高温の空気が触れることで発生しているのですが、これは通常エアコン内部の排水経路を辿って屋外へ流れていきます。しかし全て流れていくわけではありません。排水ホースは左右どちらかに繋がれていて、反対側は栓がしてあります。ただ、どちらにホースをつないでもいい様にエアコン内部では左右両方に水が流れていきます。当然、栓がしてある方からは排水されないので溜まっていくのですが、その水はどうなるかというと『溢れて反対側から排水されます』。つまり、溢れる水位より少ない場合はそれ以上排水されずにずっと残り続けてしまいます。


夏場はまだいいのですが・・・
それでも夏場は冷房を使い続けるので、どんどん結露も供給され続けます。結果、栓がしてある側の水も混ざって交換され排水されるので水自体はある程度清潔です(カビの繁殖の助けにはなりますが)。もっと悪い事態は秋に発生します。冷房を使わなくなると結露の供給が止まり、同じ水が残り続け自然蒸発を待つ状態になります。水道水などと違い、消毒もされていない真水なので徐々に水自体が腐っていきます。加えて、近くにカビがあると一気に繁殖してしまいます。つまり、冷房を使ったまま秋に放置しているとその期間にカビが大繁殖してしまいます。
エアコンは汚れる物
結果、エアコンの中にはカビは必ず繁殖してしまいます。これは冷房を使う限りはどうしても発生してしまうので、過剰に気にせずお手入れや定期的なクリーニングで対処するしかありません。他には、お料理やタバコの煙などを吸い込んでしまう事で出てくる『油汚れ』や『ヤニ汚れ』、わんちゃんや猫ちゃんがいて24時間稼働していることで汚れやすくなったり体毛を吸い込んだりしてしまう『ペット汚れ』。特に鳥類を飼われていると『脂粉』は舞いやすいのでエアコンはすぐ吸い込んでしまいます。※写真は鳥を飼われていたお部屋のエアコンです。

普段のお手入れ
普段のお手入れとは?
こちらの項目では、エアコンを使う際に普段からしていただく方がいいお手入れをご紹介しています。お客様ご自身で普段から気を付けていただく事で、エアコンクリーニングの頻度を落とすことが出来ます。ぜひ頑張ってみてください。

基本的なのですが、とても重要なのが『フィルターの掃除』です。フィルターの役割はホコリなどの吸引物をエアコン内部に入り込まない様にするものなのですが、稼働しているとホコリや油などでだんだんと詰まっていきます。特にキッチン近くのエアコンだと写真の様に油がびっしりとついていることも多いです。フィルターが詰まっていると空気がちゃんと吸えず、冷えない原因になりやすいです。ホコリだけなら掃除機で吸引し、写真の様に油で目詰まりしているならキッチンマジックリンなどの『油汚れ用洗剤』で洗いよく乾かしてから取り付けてください。エアコンをよく使う時期は2週間に1回程度がおすすめです。お掃除機能付きエアコンもフィルターは必ず洗ってくださいね。

年式が古かったり、グレード次第ではついていないこともあるのですが現在のエアコンの多くには『内部クリーン機能』というものがついています。これはお掃除機能のないノーマルエアコンにもついているもので、エアコン内部の湿った空気を輩出しエアコンを乾燥させる機能です。冷房を停止した後に熱い風が出ているのはこの機能が動いている為です。よく停止を押したのに止まっていないと勘違いして再度停止して内部クリーン機能も止めていたり、湿っぽい空気が嫌で止めたりしている方がいらっしゃいます。ただ、エアコンにとっては必ず最後まで動かしてやる方がいいです。ただエアコンは生活を快適にするための機械です。ですので、内部クリーン機能が不快だと感じるのなら止めてもいいと思います。その場合は、お部屋から出るタイミングで手動で内部クリーンを動かしたり送風運転を1~2時間してください。

以外にそのままになっている事も多いダストボックスの中のホコリ。中にはそこにホコリが溜まっている事や取り外し方を知らない方もいらっしゃいます。お掃除機能付きエアコンではフィルターについたホコリを機械が取ってくれる代わりにエアコン内部のダストボックスにホコリが溜まっていきます。ちなみにそのままにしていると、いずれホコリを取ってくれなくなり内部がホコリだらけになってしまいます。ホコリはカビの栄養源なので必ず捨てましょう。Panasonicは古めのシャープのエアコンではダストボックスの代わりに自動排出で屋外にホコリを捨てている場合があります。その場合はエアコンの外にホコリの排出口があるのでそこをお掃除してあげましょう。
必ずしてほしいエアコンのメンテナンス
メンテナンスとは?お手入れとはどう違うの?
エアコンのメンテナンスとは、お手入れと違い1年に1回していただくほうが良い事や、当店などクリーニング業者に依頼する事など特殊・特別な内容となっております。

ページ上部でも書いていましたが、冷房や除湿を使うとエアコンの中は結露で出た水分でいっぱいになります。普段は内部クリーンに任せても問題ありませんが、秋口には特別な対応をおすすめしています。冷房を使う時期は結露が追加され水は循環するのですが冷房を使わなくなると水は一定以上は排水されず自然蒸発を待っています。そのままだとカビに有利な条件になってしまうので一刻も早く乾燥させましょう。冷房を使わなくなったら、30℃以上設定で5時間ほど暖房をつけてエアコン内部を乾燥させてください。窓や戸は開けていて問題ないです。

リビングやキッチンなどよく使うお部屋のエアコンはやはり汚れるスピードも速めです。おおよそではありますが、そういったお部屋のエアコンは1~2年毎のクリーニングをおススメしています。また、寝室や子供部屋など寝るときだけ使うといったお部屋は3~4年がおススメです。とはいえ、汚れ方はお部屋の構造や使用状況などによりさまざまですので一番いいのは実際にエアコンの内部をご自身で覗いてみて汚れているなと感じた時がクリーニングのタイミングです。

『完全分解クリーニング』と『壁掛クリーニング』はどちらがいいの?とよくご質問を受けます。そこでお聞きしている事が3点あって、①エアコンを使うと臭いがする②エアコンを使うと黒い粉が飛んでくる③すでに壁掛クリーニングを何度かしている、以上の3点のどれかに当てはまれば『完全分解クリーニング』をおススメしています。完全分解クリーニングの次回は壁掛クリーニングで大丈夫だと当店は考えています。目安としては、壁掛クリーニングを2回したら完全分解クリーニング、というサイクルをおススメします。
エアコンのお手入れ・まとめ
エアコンのお手入れまとめ
- フィルターの掃除はよく使う時期は月に1~2回を目安に!
- 内部クリーン運転は出来るだけ最後まで!
- ダストボックスのごみ捨ては月に1回は必ず!
- 業者のクリーニングは、よく使うエアコンは1~2年に1回を目安に!
- 冷房の時期が終わったら、暖房で内部を乾燥させる!

いかがでしたでしょうか?エアコンのお手入れについて理解してもらえたならうれしいです!
エアコンのクリーニングは、ぜひ当店にお任せください!